(22才の時から、25年来通ったバンクーバー、グランビルアイランドのフェザークラフトファクトリーにダニエルと訪れた。中はがらんどう。なんともいえない気持ちになった。)
昨年の12月ですが、エイアンドエフ社のサポートのもと、カナダのBC州を訪れました。目的は昨年、バンクーバーのフェザークラフトファクトリーを閉鎖した後のダグを訪ね、今後のフェザークラフト社の対応について確認するためでした。もちろんビジネス的にはそうなのですが、フェザークラフトを閉めた後のダグが元気にしているのかどうか、どうしているのかどうか、とにかく会って確認してみたい。そして、今後の自分の今後の方向性を考えるきっかけにしようと思い、カナダへ渡りました。
ダグは慣れ親しんだバンクーバーを離れ、バンクーバーアイランドのビクトリア郊外へ移り住んでいました。カヤックを作ることはなくなっても、ダグはやはりパドラーでした。バンクーバー島に6日間の滞在でしたが、うち4日一緒に漕ぎました。70歳ですが、まだまだ現役です。バンクーバーより自然に近いバンクーバー島に移り住むことが出来、楽しそうでした。とにかく会って、ダグとテレサが元気なことが確認でき、またお互いのパートナーシップが確認できてほっとしました。
ダグの新居のベースメントは、リペア用のファクトリーとなっていました。バンクーバーのファクトリーにあったパーツ類が全て運び込まれていました。溶着の機械を売却してしまったので、カヤックのスキン(船体布)を作ることはもうできません。しかしアルミのフレームやクロスリブなどのプラスティックパーツ、シーソックやスプレースカート、ハッチカバー等ナイロン製品はダグがここで引き続き、製造して供給を続けてくれるようです。
新しいフェザークラフトカヤックが生まれることはもうありませんが、ダグがこうやってリペアがを続けている以上、フェザークラフト社は継続していると私は考えています。グランストリームでも引き続き、フェザークラフト専門店として、フェザークラフトカヤックのメンテナンスやツアーや講習等のソフト事業に力を入れて、継続していきたいと思います。
今後とも、フェザークラフト社、フェザークラフトカヤック、グランストリームとお付き合いの程、宜しくお願いいたします。
グランストリーム代表 大瀬志郎