海上保安庁 第八管区海上保安本部交通部安全対策課から依頼を受け、宮津から福井までの若手海上保安官(7名)を対象にカヤックの講習会をグランストリーム海津にて行わせていただきました。午前は座学でカヤック、用具類の説明や安全対策についての講義、午後は実技でリジッドカヤック(タンデム艇、シングル艇)、シットオントップカヤック、フォールディングに試乗と技術指導を行わせて頂きました。各艇種の特徴や安全対策についても説明し、実際に転覆からの復元についても体験してもらいました。今回の講習にて得たカヤックの知識・経験を活かして、カヤックの事故防止に繋げて頂きたいと思います。皆さん、モチベーションも高く、パドリングセンスもありました。是非、仕事以外でもカヤック、パドリングを楽しんで頂きたいと思います。海を愛する者同士として今後ともよろしくお願いします。
上の動画は私が常日頃、ユーザーにお伝えしてきた3箇条が海上保安庁に採用され作成された動画です。この3箇条以外にも重要なことはありますが、3つにまとめてあります。
ウェアに関しては、よく水温をチェックした上で、プロショップに相談の上、ご用意ください。
ロール(カヤックから離脱せずに起き上がるテクニック)も、もちろんできれば有効です。でもロールが失敗した場合はカヤックから離脱し、乗り込むのが最終バックアップとなります。(またシットオントップカヤックはロールができないカヤックもあります。)いずれにせよ転覆したあと、確実に自力で元の状態に戻れるようになることが重要です。