マキノ東小学校、自然教室。学校、父兄、地域、三位一体で行われる祭りのような授業が今年も無事に終わった。2000年に元前川校長が地元の小多さんと共謀して「故郷とは何かと考える」ために地域と協力して始められた。「この授業があるから、海津に移り住みたい、と思ってもらえたら嬉しい」とおっしゃっていたのにまんまとはまって私たちも移住してしまった。この授業も今年で18回目。18回も続けるとそれは伝統と呼ばれる。伝統と呼ばれると少々の危険、困難も顧みず、みんなで協力し、運営されるようになることをこの授業に関わらせてもらって教えてもらった。現代の子どもたちとはいえ、海津のDNAを受け継ぐ子どもたち。一度、櫂(パドル)を握って琵琶湖の上に出ると水を得た魚のように生き生きと漕ぎ始める。40km近い距離を二日間で漕ぎ、海津に戻ってきた時、琵琶湖から見た海津の風景は子どもたちの目にはどう映るのだろうか。また遠く彼方の琵琶湖から漕ぎ戻ってくる5、6年生の姿は出迎える1年生から4年生の目にはどう映るのだろう。最後に出迎えてくれた1年生から4年生の子ども達がまた漕ぎ続けられるよう続けられる限りサポートを続けていきたい。こどもたち、学校、親御さん、サポートのみなさん、楽しかったですね。お疲れ様でした。また来年!