かんさい熱視線「ふるさとの湖(うみ)をこぐ~小学生 カヤック40キロの旅」
奥びわ湖を舞台に小学生たちが挑む、カヤック40キロの旅。強い日ざしの中、息を合わせて進んでいく。ふるさとのびわ湖を舞台に、ひとこぎずつ成長する子供たちに密着!
新緑に囲まれた奥びわ湖の水面を滑るように進む13隻のカヤック。滋賀県高島市のマキノ東小学校の5、6年生が、毎年5月末に伝統の“自然教室”を続けている。2人1組となり1泊2日、およそ40kmの距離をカヤックでこぎきる。根気強さに自信が無い子どもや、他人と合わせるのが苦手な子どももカヤックの旅を通して少しずつ成長していく。ふるさとのびわ湖を舞台に、一歩ずつたくましくなっていく子どもたちの旅を追う。
僕がこの授業に関わる前から、マキノにはこの授業があって、これを始めた校長先生、先生たちや親、地域の人、卒業生たち、いろんな人が関わり、伝統となって「漕ぐ」という行為が伝わっていっています。今では漕ぐための船の代用品として、カヤックを使用していますが、元々、琵琶湖のそばに住む者は漕ぐという行為を身につけていたはずです。短期間で確実な漕ぎを身につけるこどもたちを見ていると、そういうDNA(血)を備えているとしか思えない瞬間があります。
母なる湖、マザーレイク琵琶湖で子どもたちが思い切り漕ぎ、大人たちがそれを全力でサポートする。その場に漂うハッピーな雰囲気を画面から感じ取ってもらえれば嬉しいです。奥琵琶湖の美しい風景もお楽しみください。
Happy Paddling!