安全に春のカヤックを楽しむために

4月1日、高島市内の琵琶湖でカヤックで亡くなられた方がおられます。多数、問い合わせを頂いておりますが、当店に関わる関係の事故ではないことをご報告します。そして亡くなられた方のご冥福をお祈りします。当日はうちでも講習があり、琵琶湖に出ていましたが午後は常時10m / s 以上の強い風でした。

これから先、桜も咲き、カヤックでお花見をされる方も一気に増えますが、オフショア(陸から沖へ吹く風)なのに沖を漕いで、ウェアについても何も考慮されていないようなパドラーを見ると心配になる時があります。GWまでは突風が吹き、水温も冷たい状況が続きます。先日も普通の天気予報では、風は5m / s と予報されていましたが、実際に水上は10m / s 以上吹いていました。琵琶湖のリアルタイム水温も「琵琶湖 水温」で検索すると出てきます。せめて20度以上になるまでは注意が必要です。10度以下は、30秒も手をつけてられないような冷たい水です。

琵琶湖リアルタイム情報(水温・放水量・水位)
@biwako_info
2024年04月03日(水)7時現在の琵琶湖のリアルタイム情報

【水温】安曇川沖  9.8℃
琵琶湖大橋 11.9℃

先日の投稿で紹介した江口さんの第8管区時代に監修させて頂いた動画です。経験のない方は参考にしてください。

ロール(カヤックから離脱せずに起き上がるテクニック)も、もちろんできれば有効です。でもロールが失敗した場合はカヤックから離脱し、乗り込むのが最終バックアップとなりますので、いずれにせよ確実に元の状態に戻れるようになることが重要です。

水温に相当するウェアをお持ちでない方は、GWが終わるまでは十分に気をつけてください。それではいよいよカヤックシーズンが到来しますが、十分に気をつけて楽しみましょう。