仲村忠明 × 大瀬志郎 カヤックの旅 ワークショップ 2Days in OKINAWA


仲村忠明 × 大瀬志郎 カヤックの旅 ワークショップ 2Days in OKINAWA

僕のカヤックとサバニ の師、仲村忠明氏と沖縄で2日間のワークショップを行いました。仲村忠明氏は沖縄カヤックセンター主宰としてシーカヤック 黎明期にシーカヤック のキャンプツーリングのガイディング、そしてシーカヤック での外洋島渡りの世界を日本で切り開いた人物です。僕もグランストリーム立ち上げ当初、彼のツアーをテールガイドとしてサポートし、彼から様々なことを学ばせてもらいました。ガイディングの仕方はもちろんですが、彼から学んだことを一言で表すと、それは「自然を観る眼」。「カヤックで島を渡る時、空からもう一つの鳥の目で自分を観ることが重要」だと教わりました。その鳥の目からは海にカヤックで浮かぶ自分の姿、遠方に浮かぶ目的の島、風が海にたてる波、さらには頭上の月が引力で海面を持ち上げ、その力の影響で川のように流れる潮の流れが見えてくる。そういう目を持ち、自然、海を感じることが重要だということを教わりました。シーカヤック で海を旅するということは、自然や海を観る目を持ち、感じ、海や自然と一体になり、その空間を旅をするということだと思います。そういう想いが今回のワークショップで参加してくれた皆さんに伝わってくれれば嬉しいです。また機会があれば仲村さんとカヤックで旅にでましょう!


全員自艇、自立したフォールディングカヤッカーの旅人達が全国から沖縄に集まってくれました。


天候上の理由で無人島でキャンプとは今回はいきませんでしたが、タープとシンプルな道具で、どこででも快適な空間を作ってしまうのが、仲村忠明流。


12月でも晴れれば、冬とは思えない日差し。


自作のテーブルでコーヒーをいれる仲村さん。木工のスペシャリストでもあります。


仲村さんが開発した焚き火台。シーカヤック のガイディングの中で生まれた。燃焼効率がよく、調理には最適。


マッシュルームのような琉球石灰岩。


焚き火で炊いた米は最高にうまい。ダッチオーブンを使っての一汁一菜が仲村さんの行き着いた旅の食事スタイル。沖縄カヤックセンターの米味噌ツアーは今でも語り継がれる伝説のツアー。


こんな場所にもカヤックで訪れました。神秘的でこころの落ち着く場所でした。


Fin,See you next Journey!

Photo by Hiroshi Kumazaki

追伸、仲村さんより

「大瀬くん今回のカヤック旅をありがとう。久しぶりに漕ぐカヤックは新鮮に楽しめたよ。天候のデタラメさと遊ぶのは本当に面白いねぇ。こちらの事前に決めたコースなんか全部吹っ飛ばしてくれるのがいいね。だからこんなこともありで、天候に合わせて何処を漕げばいいかを考えるって言う旅の仕組みを懐かしく思い出したよ。次も自立した柔軟さを持っているカヤック乗りたちと一緒に漕ぎたいなぁ、ってことを味わいながら帰ったよ。次も誘ってください!」